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勝手に受け取りました。

今日は『カーテンズ』観て来たんですが・・・
『血は立ったまま眠っている』の感想、今日載せます。
えぇ、ズレてますけど、気にしない気にしない。
『カーテンズ』はまだパンフ読んでないんです。
解説も頭に入れてから感想書いた方が良いのかな、
なんて思ったりもするし、しばらく何も観に行く予定ないし。
少し考えながら感想出そうと思います。

あーでも、これ、本当に読みたい方だけ読んでください。
突っ込まれると困るし恥ずかしいし(-_-;)

あ、あと。
送り手が意図したものを受け取ってないかも知れないけど、
そこはご容赦を・・・勝手に感じただけですんで(^^ゞ

サラッといきます。が、長文です。
 ↓

『血は立ったまま眠っている』

剛つんの芝居を観るたび、思うこと。
こういう“さらけ出す”演じ方、坂本さんには出来ないなぁ。
剛つんの演技には、絶叫・体当たり・土の匂いが付き物で、
決め事で縛られていない感じ、計算のないところがある。
ある意味しっかり計算された舞台ばかりを観ている私なので、
時々こういう芝居を観ると、気付かされることが多々あります。
しかし・・・今回の剛つんは透明感があったなぁ。
他の出演者さん達がものすごーく猥雑な感じだったからかな?
アクが強い人たちがいっぱいいた中での、あのキャラクター。
髪の色が白に近い金髪だったのも、透明感を醸し出してた感が。

そう言えば、寺島しのぶさんの白い衣装もそういう効果狙い?
声質が透き通った感じなのもあって、清らかな感じがしました。
でも、登場してすぐレイプされちゃうんだけどね・・・。
あのシーン、相当長かったなー。超リアルだったし。
ま、それもあり、殺されちゃうのもあり、生々しさも感じる。
隠している人間の生理をさらけ出している、なのに、清らか。
何だか不思議な魅力を放つ女優さんだなー、と思いました。

で、窪塚洋介さんが意外に・・・スッとした居方でして。
今までのイメージからすると、IWGPみたいな芝居かな?
と予想して臨んだんですが、これが結構、アクが薄い感じで。
これもやっぱ、他の人たちが強烈だったからだろうなー。
初舞台だそうですが、台詞も聞き取りやすいし、良いですね。
何だー、いい役者さんじゃないかー、ってのは失礼かな(^^ゞ

さっきから「他の人たちが強烈だ」と書いてますが、
セットとか台詞とか設定とか、見せつけられるもの全てが強烈。
人間が本来持っているのに理性でもって“無いもの”にする、
生理的なもの、本能的なものが舞台上にさらけ出されてた。
排泄、セックス、転がる死体、首吊り、猫殺し、リンチ・・・
特異体質の人もいた。TVでは放送禁止となった単語も数々。
この作品中、それらは決して興味本位ではない見せ方なんだけど、
それを観た側の受け取り方と言うか、直接心にくると言うか、
上手く言えないけど、何か問いかけられてる感じはありました。
・・・これは、舞台とは関係ないけど、
例えば「子供が生まれた」ら「おめでとう」なのに、
「ベッドシーン」は「ふしだら」だと感じるのって、
おかしくない?みたいな・・・ちょっと違うか(^^ゞ
や、まぁ、そんな感じなんだと思うよ。綺麗事じゃなくてさ。

・・・話を戻します。

舞台の時代背景が昭和30~40年代・・・
ってことで、懐かしさを感じられるのは40歳くらいまでかな。
ギリギリ、私世代ぐらいまででしょう。
と言っても、私もしっかり覚えているワケではありませんが。
舞台を観て思い出したのは・・・小さい頃に住んでいた団地。
近所にあった立ち呑みのできる酒屋さん。
ホルモン焼のお店と、その奥にあった長屋のおっちゃん。
怒りっぽいおばあちゃんのいる駄菓子屋のソースせんべい。
近所のみんなで時々一緒に行った銭湯。
月曜にはハズレ馬券が捨てられ白くなる競馬場までの道路。
観終わって、そんな光景を思い出しておりました。

・・・また話が逸れました。

お芝居のラスト近くに出てきた高速道路らしきセットを見て、
何とも言えない寂しさを感じていた私。
第二次世界大戦を経て、戦後の貧しさを超えて、
安保闘争から高度経済成長・・・で、あの高速道路があり。
当時、それは輝かしい未来だったかも知れないけど、
その後の“崩壊”を知っている今は、虚しさを感じたりもします。

あと、終幕近くでみんなが「男達」を歌い叫んでいる横で、
《良》が「海も自由も“女”だ」なんて呟くのが対照的でしたね。

こうして、難しいながらも何かを思える芝居ではあったな、
そんな感想を持ちました。
敢えて、何を伝えようとしているのか、までは考えず、
素直な気持ちで湧いた感情を、今日は吐き出してみました。

あ、ラストに一つだけ。
1幕・2幕と分けられていたんですが、その意味はあったのか?
だって、2幕始まってすぐ《夏美》は死んじゃうんだもん。
実際、2幕は短かったように思うんだけど・・・
その間に休憩を入れて現実に引き戻すことに、何の意味が?
あれなら幕間なしで一気に行っちゃっても良かったんじゃ?
って思ってしまいました。
もっとも、そうなったらなったで肩凝りがひどくなるか(^^ゞ

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