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虚しさが残るだけ・・・。(←鉈切り丸、感想。)

明日、早速雪組さん観てきます♪
今日開幕したばっかりで、まだ早いかな~って思ったけど、
私自身が来週からぎっしり予定詰まりまくりなんで、
明日ぐらいしか観に行くチャンスがないのです(^^ゞ

で、感想をこれ以上持ち越ししたくないので・・・
本日は先々週観に行った『鉈切り丸』の感想をUPいたします。
それでは、“続き”にてどーぞ(^^)/

 ↓

『鉈切り丸』 10/26(土)昼の部。

風邪っぴきの頭で頑張って観た感想は・・・全体的に物悲しい感じ。
剛つん演じる源範頼には祝言の場面が2回出てくるんだけど、
どちらの場面もBGMが寂しいのよ。おめでたいはずなのに。
祝ってる風じゃなく、まるで葬式みたいな結婚式だったなぁ。
“滅び”に向かって生きてる範頼を象徴するかのような、
明るさが全くないお話でした・・・(u_u。)

今回の作品、シェイクスピアの「リチャード三世」がモチーフとのこと。
源氏の話は本当か嘘か、フィクションも交えてあるんだろうけど、
上手く辻褄が合うように翻案されてて、お見事ですね。
ラスト近くには、亡霊たちに囲まれ口々に責められる場面もあり、
「リチャード三世」を知っていると、おや?と思うこともしばしば。

範頼の非道さもさることながら、企んでる素振りを全く見せずに、
次の手を打っていくところなんかは、逆にスカッと潔し。
とにかく、彼には「白」い部分が皆無なんだな。
劇中で「お前は穴だ」と表現されてたように、
彼の存在自体が深い闇でブラックホールのようで、
範頼に目を付けられた人間は皆、そこに吸い込まれてしまう・・・
でも逆に、彼自身は空を飛ぶ鳶に思いを馳せる姿を何度も見せるのね。
手に入らないものを欲する範頼が、何とも切なく映るんだわ。

ラストは水を張ったセットの中でのた打ち回るような殺陣。
そして、ひたすらかっこ悪く、みじめに死んでいく。
あれだけ世の中を引っ掻き回したにも関わらず、
歴史書に名を残してもらえない本当に虚しさだけが残る男です、範頼。
しかし、あれだけハンデ背負っててよく動けるなぁ・・・。
剛つんって、『IZO』の時も思ったことなんだけど、
身体の奥底から何もかもさらけ出し、感情を吐き出す芝居をするよね。
まるで命を削るかのようなその演技には、いつも圧倒されるのです。

剛つん以外のキャストについて。
須賀くん・・・「喰いタン」の時はお子ちゃまだったのに、
まぁ大きくなって、今回義経役ですか!時の経つのは早いぜ・・・。
それから、若村さんVS麻実さんがねー、火花がマジで散ってるか!?
ってくらい、迫力っつーか何というか・・・怖かったー(((゚Д゚)))
生瀬さんは、まぁ、期待通りのおちゃらけぶりで、逆にホッとしますな。
最後に、璃子ちゃんがねー、初舞台でかなりハードな役柄でしたわ。
肉体的にも精神的にも、鍛えられたことでしょうね。
ここを超えたら、怖いもん無し!?

以上っ。

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