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2016年6月12日 (日)

MURDER for Two(東京千秋楽)

 ~世田谷パブリックシアター S席 1階 H列 3番~

『Off-Broadway Musical MURDER for Two』 (東京千秋楽)

東京日帰りしてきた!
マーダー観てきた!
最後まで坂本さんは凄かった!

大阪で観た時より一段と細くなってたけど、
それも全力で演じ切った証と考えれば、
また更に坂本さんが愛しくてならないわよ・・・

次にどんな顔を魅せてくれるのか楽しみではありますが、
まぁまずはゆっくり休んで頂いて。
体重も早く標準に戻してくだされ。

坂本さん!
今回も素晴らしい作品に出会わせてくれて、
ありがとうございました!

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

改めて、落ち着いたところで感想を。

まず・・・この作品のフライヤーを見て想像していたのは、坂本さんがやる複数の役柄が順番に出現するような構成。つまり、それぞれのキャラクターを連続してやる時間が長い・・・と言うか、まぁぶっちゃけ、あんなに入れ代わり立ち代わり登場するなんて、全く考えてなかったよね。だから初日観終わっての感想が、「すっごいモノ観た!」という興奮状態で、もちろん即スタンディング。ホント、衝撃的でしたわ。千秋楽を終えた今、改めて思うのは、坂本さんの多芸多才なところと、何をやらかしても飄々と受け止め流してくれる松尾さんの余裕。それ以前にこの作品の絶妙なこと!たった2人の出演者を活かすためのカッチリと決められた流れと、それに反するような辻褄の合わないストーリーとアドリブ、その混ざり具合が素晴らしいなぁって思うんですよね。必要最小限、いや必要だけど出てこないものも含めた道具類の扱いの巧さも素晴らしい!坂本さんの声で表現されるドアを開ける音とかは自分で動いて自分で出すから分かるけど、コーヒーを淹れる音や割れたカップを足で片付ける音、ピアノの上にカップを置く時の音なんかは2人と音響さんとのタイミングが完全一致してたからこそ全く違和感のない演技として観ていられたんだと思うし。まぁそれにしても、よくぞこれを日本で、それも坂本さんでやってくれましたね!と感謝しかないですな。坂本さんじゃなかったら観に行ってないもん。いやいやいや、ありがとうございます。普通に考えて、10役以上こなせて尚且つピアノも弾ける人ってのを最初から探そうと思ったら坂本さんに話は行かなかったでしょうな。元々のオフブロードウェイ版はピアニストで芝居も出来る人が2人集まって作ってるという印象ですから。それが何故坂本さんに話が来たのか・・・坂本さん自身がこの作品にすごく興味を持っていつかやりたいってピアノ習い始めて、でもそんなすぐに話来る!?この巡り合わせの妙にもただただ感心するばかりですな。

坂本さん、松尾さん各々の感想。坂本さんはとにかく、いくつの声を持ってるの!?という驚きが先に立って。そもそも昔から、歌う時にもいろいろな方法取ってて高い声、低い声だけじゃなく深い声、浅い声とか張りのある声、ふんわりした声と様々な色合いで聴かせてくれてきたけれど、それを瞬時に切り替えてくるとは!声だけじゃなく行動、姿勢もコロッと変えていくわけだから、そこの一致も大変よね。フォトコール時に「知恵熱出た」って言ってたけど、やること・覚えることの多さとそれらの一致に身体が付いていかなくて苦労したんだろうな、やってもやってもまだ引き出しを要求されて大変だったんだろうな、と思うのと同時に、そうは言っても舞台に出てしまえばそんな裏側は全然見せないし、逆にそこが見える箇所は敢えて笑いを取る場面だったりするその加減具合が絶妙なのよ。・・・なんてくどくど書いてみたものの、要は坂本昌行すげぇ!!って感想に尽きますわ。しかし、ちょうど舞台と新曲リリースが同時期ってのが・・・まぁ、大人の事情なんでしょうけど、少しでもズレてたらよかったのにねぇ。こないだのMステ、昼公演やってからの出演ですもん、げっそりしてたもんね。休んでほしいと言うよりは、舞台に集中させてあげたかったなぁ。もっとも、松尾さんも昼やった後に次回作の稽古場へ向かったそうですし、それ以前に東京初日前は大阪で番組撮ってたらしいので、芸能人というのは忙しくてナンボの世界なのかね?感服いたしますわ。そんな松尾さんは基本的には1役。ちょこっとプラス2キャラありますが、会話の再現なので声色を変えるだけで、坂本さんの動きにアテレコしてるような感じですね。舞台上には現れないルーとのやり取りと言い、落語か一人漫談のようで、その自然さが巧いんですよね。坂本さんがバタバタちょろちょろしてる分、軸になってくれてる雰囲気がよかったですわぁ。

続いて・・・坂本さんが演じたキャラクター達への感想を、パンフに載ってる順で簡単に・・・は無理か。

「アーサー」
これ、一瞬です。マーカス巡査が遺体を指し示す時にバタバタっと寝転んで、すぐさま立ち上がるのでね。ちなみに後日掲載された舞台写真を見て、目を開けたまま死んでたのだと知りました(苦笑)。
「ダーリア」
おばあちゃん、なの?よろよろとした仕草で腰も曲がってて声もヘロヘロしてるんだけど、マシンガントークとか思い込みの激しさとか、最強やん!って(笑)。何と言ってもあのワンマンショーは最高だよな。ピアノの上でスポット浴びて銀紙吹雪でキラッキラしてる姿に大爆笑させて頂きましたわ。間違いなくスターです、ダーリアさん。小っちゃいダーリアちゃんも可愛かったし(『ちんあなご?』には笑ったけど、楽日はハトの影絵に変身して飛び立っていったね・・・笑)。それにしても、銃で撃たれても「私の首は純銀製ですのよ」って、貴女は何者!?
「マレー&バーブ夫妻」
えっと、女性声で「マレー!!」って言ってたから、マレーが旦那でバーブが奥さんね。旦那の時の歌声がいつものミュージカルスタイルと言うか、張りのある発声法でした。んで、夫婦ゲンカしてヒートアップして・・・って、はぁ!?何で急に「この、色男っ(惚)」って、1人ラブシーン(笑)。次第にエスカレートしちゃって、股間まさぐってお尻まで・・・こらこら。
「ステフ」
この子、絶対この作品のヒロイン!超キュート!キャピキャピしてて、「事件のぉ~、捜査のぉ~、手伝いのぉ~、仕方っ!」みたいな、語尾伸ばす口調もさることながら、この時の坂本さんの顔つきも柔らかくなってて、ウフフ、アハハ、って効果音付いてそうな仕草なのよ。髪を耳にかける手も可愛いぞ。・・・って思ってたら、それっぽい動きを新曲PVメイキングでやってて大ウケ!でもさ、ラストでマーカスと上手くいったっぽいけど、キーを歯で受け止めたり、二面性ありそうで、あれれ?って感じ!?
「バレット」
出た!プリマドンナ!坂本さんの手足の長さと身体の柔らかさが全面に活かされております。お見事。気高い雰囲気の声色と仕草が色っぽさにつながってたし、だんだん狂っていく様もむしろ美しいってね。
「ドクター・グリフ」
腰を落とし気味にしてダミ声・・・坂本さんが時々やるカラスの鳴き声の物真似みたいな(笑)。お年寄りのはずなのにマーカスと友情の握手するって言って身体ぶつけ合ってみたり・・・おじさんたち意地になってわーわーやってたけど、あれ、痛いでしょうに(笑)。ドクターは途中で殺されてしまうんですが、犯人の名前聞かれても「ぅぅぅ・・・」としか言えないのに「無理。」だけはハッキリと言えるのね(笑)。ドクターが死ぬ前に「ひとりにしないでぇ・・・」って呟くのが可愛かったなー。そこから客を1人上げての小芝居があるんですが、その時のピアノ前にいる坂本さんはほぼ素に戻ってる?っつうか、ピアノ弾くその瞬間は真顔になるのよね。役になってる余裕なし?
「ティミー、ヨンカース、スキッド」
はい、合唱団の3人です。スキッドはちょこっとしか出てこないキャラだけど、マーカスと握手するのに何で内股触る?という(笑)。ティミーの「口笛、吹けますかいん?」ってのが海外アニメの吹き替えみたいな声色で、そのままディズニーアニメ出れそうじゃない?って思ったよ。ヨンカースはふわふわっとした口調で、あれ?女の子?って思ったけどパンフに少年合唱団とあるので男の子なのね。けど、「口をぉ、すぼめてぇ」とマーカスに唇寄せてくのが可愛くて、楽日はとうとう本当にチュッとくっ付いちゃったよねー。坂本さん脱力してたけど。そうそう、この3人やる時はずっと膝立ちでして、しかもその状態で踊っちゃう!坂本さん股下長いから膝立ちしても短足に見えない・・・ある意味すごいなこれ。
「ヘンリー」
いきなり訛ってて、あんた誰!?の世界。そして、このキャラが出てくる意味が未だによく分かりません(笑)。だけど、1フレーズ歌い上げる声がどのキャラよりも美声で力強いのであーる。それにしても・・・このキャラ、何しに出てきたんだろ(笑)。
「ヴァネッサ」
声は松尾さんですが、キャラ自体は坂本さんがもう1人「警察署長」と交互に演じてます。警察署長の時は椅子に深く腰掛け上体を倒してたけど、ヴァネッサになるとスッと背を伸ばして足を組み、上目遣いで蓮っ葉な表情。それだけなのに何か色っぽいんだよね。ヴァネッサはすぐに首を吊ってしまうのですが、ロープを掛ける動きもちゃんとやるんだね。タバコ吸う仕草と言い、そのパントマイム的な動きが結構・・・ツボでした、はい。

で、最後にこれも入れときたいんですが・・・「坂本昌行」。途中途中で素に戻る瞬間があって、もちろん芝居を忘れた訳じゃなく敢えての素というのかな。まず出だしからそうでしたよね、2人の役者が左右それぞれの扉から登場してきて一礼し、お互い相手に気付いてハッとする辺りはまだキャラクター付いてなかったし。そして途中のケータイ音のくだり、あそこは素に戻った感じで注意しますけど、ある意味「坂本昌行」を演じてるみたいなのよね。ただ、ここで可愛いなって思ったのが、“素に戻った”途端に何故か噛み噛みになっちゃうとこ(笑)。多分セリフとして作られてるんじゃなくその時の感覚で行くようになってるんだろうね、でも自由にやっていいと言われると逆にアワアワしてる感じで、そこが坂本さんらしいなぁって。と言う訳で、えぇっと・・・13役?いやはや、凄いですわぁ。

っと、この辺でアドリブを整理しとこう。ケータイ音のとこですね。私が観に行けた3日分ですけど・・・大阪初日は「極刑」、3日目昼は「懲役半年」、そして東京楽は「都知事に立候補」でしたー。坂本さんが「立候補したらマック赤坂さんと戦わなきゃいけない」とか言ってたな。都民じゃないんで何ともコメントしがたいぞ(笑)。あ、そういや大阪楽は「ハルカス3周」だったと聞きましたよ。毎回考える松尾さんも大変でしたでしょうな。あと、ドクターが「ある、一人の、患者に、えいっと」のくだりは結局ラストまでやり切ったよね。ま、確かに『関ジャニ』と入力しようとして変換押したら一発目は絶対『患者に』ですけど(笑)。千秋楽は松尾さんが「7~8人いる?」とか言って微妙にグサリと来た(苦笑)。んで、ドクターが「じゃあ、ウエスト」と言って腰に手をやっても「え?何?」とピンときてないマーカスさん。「分からんだろうから後でウィキペディアで調べろ」って・・・っつか、そもそもWESTは関ジャニじゃなくてジャニーズWESTですよ~。と言う感じでとにかく自由なドクター・グリフ。死ぬ時にもマーカスさん必死に引っ張ってるのに全く動かず、初日は手が離れた勢いで床にゴンッ!とぶつけてめっちゃ痛がってたっけ。マーカスさんも「だってぬるっとしてんだもん」って言ってたし。東京楽は掴まれてる方の逆の手を床面にベターッとくっつけてて・・・あー何だっけなー、「ヤモリか」とか「トカゲか」とか言われてなかったっけ?

あとは・・・アドリブと言うか、ダーリアさんオンステージ後なんですけど。キラッキラの銀紙吹雪を浴びてるから、おでこに1枚貼り付いちゃってたのね。んで、その後は確か・・・ステフと会話しようとしてたんだっけ?でも客席からおでこのキラキラが見えて気になって気になって。客席のあちこちから「取ってあげて!」みたいな声が挙がってたよね。そしたらマーカスさんが気付いておでこのを取ってあげたのよ。おーよかったよかった、とか思ってたら坂本さん、スッと自分の首の辺りを見せるように松尾さんに向けて。どうやらそこにもくっ付いてたのね。そんで松尾さん取ってくれて。その動きが何と言うか、女王様然としてたっつーか(笑)。何だこの分かり合ってる二人は!?でも良い雰囲気でしたねぇ。

そろそろ締めに入ろう。とにかく今回の舞台は演じる側はもちろん、観る側も頭の中がめまぐるしくって大変なんだけど、出来れば再演して頂けないかなーって気持ちが強いんですよね。しかしながら、坂本さんのあの痩せ方を見たらあんまし無理強いできないか(苦笑)。ま、再び観ることができたら嬉しいな~って書いといて、感想文はおしまいにしましょ。

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