« オーム・シャンティ・オーム~恋する輪廻~ | トップページ | 王妃の館/VIVA! FESTA! »

2017年1月21日 (土)

戸惑いの惑星(東京)

 ~東京グローブ座 2階 A列 15番~

『戸惑いの惑星』

前知識もなく、開演前に買ったパンフレットも読まずに観劇。開演時間が過ぎ、スタッフさんが鐘を鳴らしながらステージを横切って・・・と、3人がぬる~っと(笑)登場。そして、いわゆる観劇中の諸注意から始まって、フリートークになって・・・と笑っていると、いつの間にか3人が別のキャラクターになっている!?「ここからスタートです」というのが無いままに話が展開していき、そのキャラクター達の現在と過去が行き来したり、現実と夢、虚構が入り交じる不思議なストーリーでした。そして、3人ともメインのキャラ以外に小ネタ(?)もはさみつつ、何役にも変身して現れたり、その中でトニセン曲を違ったアレンジ、視点で歌ってたり踊ってたり、あと金管楽器の演奏もあったり・・・と、ほんとに様々な要素がギュッと凝縮された、シンプルなんだけど複雑、という作品でした。つまり、パズルみたいなんだよね。3人それぞれの持ち味、今までに蓄えてきたもの、見せ所などなど・・・あの曲がここにハマるんだ、前にあの作品でやったような演じ方がこうなるんだ、ってのもあるし・・・まぁとにかく、3人とも芸達者だよなーなんて思ったり。その上で、坂本さんはミュージカル調の動きだったり歌い方だったりってのがきっちり見られて嬉しかったし、ナガノさまも説明ゼリフが滑舌よくスラスラと出てくるところがナガノさまらしくてよかったし。イノッチはどちらかと言うと2人の弟分キャラがちょっと出てたというか、入院してるっていう設定がその病気のこともあって、口調が何だかとても幼くて、久しぶりにこういうイノッチを見るなぁって思ったり。虚実とは言っても“実”の設定の方が多めのストーリーだったのも面白かったんだよね。

で、見ていくにつれて、あ!このセリフってあの曲!?とか、そういうリンクぶりがピッタリとハマってるのが、G2さんありがとう!って感じでして。これは初見だから後で気付くパターンでしたけど、次に観る時は先に拾っていって、なるほどーって思えるんだろうな。結末分かってるから、また違った感覚が味わえると思って、楽しみですよ。今日は特に、セットに現れた“揺れる水面と銀の月”から『ちぎれた翼』への流れに、思わず口をポカーンと開けて「・・・あぁ!」と見入ってしまったもんね。そうか!ってハッとしましたから。

あとはねぇ、セットがなかなかよく出来てるというか。開演前に、ステージ上にたくさんの箱が積み上げてあったんだけど、その箱を動かしてサッと引くといきなりイスがあったり机が出てきたりってのが見事だなって思って。計算されてるなぁ、これ考えた人頭いいなぁって(笑)、G2さんですけどね。

トニセン3人に関して再度語りますけど、まぁまずは坂本さんですよね。観る前は、「今日のは“音楽劇”だと言うし、トニセンだけの舞台だから、あの美声は聴けないかなー」と思っていたのですが、何と!『不惑』でも『ちぎれた翼』でもギア入れてきてて、グローブ座のキャパで朗々と歌い上げるなんて、はぁぁっ!?てな具合で、泣きそうになりましたよ。もう、スタイルも素敵だし、指先まで神経の行き届いた振りだし、かっこ良すぎてたまりませんわ。そんな坂本さんをアゴで使う男(笑)、ナガノさま。独特な声質だけど発音が1つ1つしっかりしてるので、難しい単語も意味は分からないけどちゃんと聴き取れるところが素晴らしい。そしてイノッチは、自分が自分でなくなる病気、という不思議な設定にいて他のキャラ時はいつものイノッチのようなリアクションを取ったりして、何か、かわいいなぁって思ってね。イノッチが言う「うん」って相づち、結構好きだったりするよ。

えぇっと、ストーリーに戻る。今日のってジャンルで言うと・・・SFか?TV番組で言うと、ドラマというよりはアニメのような世界観で、ヲタ心をくすぐる設定だらけ(笑)。観る前の、インタビューとかで想像してたのは、“不惑の年代に突入した男達が如何にして自己を取り戻すのか”という、もっと現実的に、夢をあきらめかけてる男たちがもがいてあがいて自分を取り戻すような、例えば「東京サンダンス」や「トンカツロック」みたいな日常モノなのかなーって。でもそれは軽く裏切られましたね。でも、それが良かったな、と。だって、リアルなとこで40代の男がどうだこうだって見せられても、確かに同じ40代ですけど女だしね、こっちは。共感できないんじゃないかなぁ、そう簡単に冒険できないのよってなるところが、こう異次元みたいな話で攻められたら、ほわぁぁって引き込まれちゃう。超常現象にヲタは弱いのさ(笑)。そこに現実のトニセンの関係性も見えたりして、いや、これは結構・・・中毒性あるな。

カテコで坂本さん。「次はもう少し楽器練習してきます!」わはははは。確かに、怪しいところありましたねぇ、3人とも。いや、でも吹けるだけすごいんだけどね。きっと大阪最終日にはすごいことになってるでしょう!?もっとも、私は素人なので良し悪しまでは分からないからさ、自信を持って吹き切ってもらえれば、それでいいです。

P.S.
その1。坂本さんの本気泣き、いつ見ても激しいよね・・・すごい。鼻ズルズルすすってんだもん。
その2。「ちぎれた翼」のところの坂本さんの手の振りが美しくて・・・片翼のように見えて素敵でした。

以上っ。

« オーム・シャンティ・オーム~恋する輪廻~ | トップページ | 王妃の館/VIVA! FESTA! »

ジャニーズ」カテゴリの記事

V6」カテゴリの記事