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2017年2月26日 (日)

戸惑いの惑星(大阪)

 ~シアター・ドラマシティ 16列 27番~

『戸惑いの惑星』

千秋楽の日、の昼公演を観た訳ですが、あと1公演残してたからこそのハプニング!?カテコで坂本さんが「残り1公演」と言うべきところを「あと明日を残すのみ」って言っちゃって、そこからの話の広がりが何と言うか、ありがとう!って感じでしてね。イノッチから「明日!?明日もやるの?え、ソロで?」と散々突っ込まれた坂本さん、苦笑しつつも「あー・・・明日はちょっと、予定があるんで・・・」と、自ら“読売演劇大賞男優賞受賞”の話を口にしてくれたんですよ。27日が授賞式、いや贈賞式っていうんだっけ、それだと聞いてたので、「明日は予定が」って言った瞬間に、あ!男優賞!って気持ち盛り上がっちゃって、その流れでおめでとう!って拍手できたのがね、本人に直接届けられたのがね、本当に嬉しかったんですよ。昼公演に入れてて良かったわぁ。その後はイノの「何?私生活も含めての受賞?」にナガノさまが笑っちゃったり、2人してステップ調の歩き方してみせたり。ナガノさまなんて「僕も昔頂きましたよ・・・バイクにフレンドシップ大賞」とか言ってイノッチに笑われたり。しまいには坂本さん「お前、めんどくさいな」ってイノに言って、「俺ねぇ、坂本君をめんどくさらら・・・めんどくさがらせるの好きなのよ」と返されるという。ま、でも「やっぱメンバーの中で賞もらうって嬉しいよね」って言ってたから、誇らしい気持ちもあるんだろうな。その上で持ち上げすぎずに祝福できる、良い仲間ですよ、トニセンって。あ、V6もね。

ストーリーは、これで2回目の観劇なので展開は分かってるところの確認作業、でもないか、あぁここで出てくる言葉って後のあの場面につながってたんだねって考えながら観ていて。そうすると、なるほどなぁってところと、分かったからこその惜しい部分とが見えてくるんですよね。大きなのではやはり、『ちぎれた翼』の歌詞にある“揺れる水面”と“銀の月”。最初のトークからすでに出ていてラスト近くまで関わってくるものなんだけど、それがデザインされた小道具の封筒がそもそも大きくないので、オペラグラスで見るか至近距離で見るかしないと気付けないのが惜しいなぁ、と。あれは思わせぶりに客席に見せてくれても良かったんじゃないかな・・・あー、でもヒント出しすぎになるか、うーむ。あと、宛名のない手紙うんぬんのところって、カミセンがナレーションしてたやつ?いや、ちょっと違うか・・・でも似てる、雰囲気が。

しかし、話のつじつまを考えすぎると面白さが薄れる気がしますね。いわゆる不思議系ストーリー、SFチックな物語なんで、あちこちに矛盾が生じているんですよ。だけど、それを無理矢理通そうとするのは違うよなって思って。すべては長谷川くんの見ていた夢の中の出来事、でもそうとは言い切れない三池くんと由利くんの体験・・・その、合わない部分は合わないままでいる方がいいよね。むしろ、不思議な感覚のまま揺らいでいるのが文字通り『戸惑いの惑星』なんだろうな。ということにしときます。

それを踏まえての、空想。ラストに三池が描いた長谷川の“似顔絵”、客席には見せませんでしたけど、どういう絵を描いたのか?と想像してみる・・・三池には人の本質を見る力がある、一方の長谷川は自分を喪失する病に侵されている、そんな長谷川を見て三池は何を描けるのか?となると、逆に本当の長谷川を見つけて描いて与えることもできるんじゃないかと。『Change the Distiny』、未来を変える・・・ならば自分を見失っている長谷川にはいくらでも未来を描き変えられるんじゃないかなって思ったんですよね。その一端を三池の絵が与えたからこそのあの台詞、「あぁ・・・これが僕だ」につながってるんじゃないかな、ってね。・・・考えすぎか?まぁとにかく、こういう空想が広げられるストーリーだったし、何より『ちぎれた翼』の世界観が舞台に乗ってるのが感動!・・・そういや、OMSの演出家さんが今回の舞台を観て「ちょっと難しい『君の名は』」とTweetしてたなぁ。ラノベ読む人とかにはかなりのツボ作品ですな、これ。

それにしても。東京初日観てから大阪楽にポーンと飛んでるから、さすがに楽器は音がキレイになってきてたよね。ま、私はプロじゃないから本職の人が聴いたらまだまだなんでしょうけど、素人が聴く分には及第点でしょ。吹き終えて肩に掲げた坂本さんのトロンボーンが、まるで『セーラー服と機関銃』かと思った(笑)。とにかく坂本さんは何をしてても好ビジュアル、フォトジェニック(写真撮っちゃいけませんけど)。『Sing!』での指クラッカーも実に自然だし、彼女を抱きしめるように自分を抱きしめる時の表情の柔らかさもいい。彼女の遺した手紙に本気で泣いてたのも、踊りもセットチェンジ時の動きも流れるように美しい・・・って褒めすぎ?その一方でナガノさまは台詞も動きもカチッとしていて理路整然。タイプ真逆なのにこの2人、シンメトリーの絶妙さがたまらないんだよね。そして、いつもは前に出て引っ張るイノが今回の役では常に揺らいでいて、でもこのアンバランスさもイノッチらしいというのがこれまた見事。トニセンの“三角形”はいつまでも見ていたいですね。是非とも次につなげてほしいな。

以上で~す。

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