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2018年4月22日 (日)

天は赤い河のほとり/シトラスの風-Sunrise-

 ~宝塚大劇場 B席 2階 11列 42番~

ミュージカル・オリエント 『天は赤い河のほとり』

とにかく、“真風涼帆”がセンターに立って皆を率いてる図、
っていうのが嬉しいと言うか誇らしいというか(←上から目線)
思えば、星組時代に初めて認識したのは“『太王四神記』で仮面が剥がれた人”であり、
しかも「みずしぇんに似てる子がいるな~」っていう(^^ゞ それからも注目を浴びつつ、
なかなかに濃い上の期の皆さんに食らいついているって感じだったのですが、
宙へ組替えしたら何か輝き方が変わった気がするよね。将来に対する自覚、ですかね?
『エリザベート』のフランツ・ヨーゼフやるって最初聞いた時、歌は大丈夫かな~、
って若干心配したけど、舞台観たらめちゃくちゃ上手くなっててビックリしたもんな~。

と、前置きが長くなりましたが『天は赤い河のほとり』ですよ。トップお披露目!
いや、もう、何ですか?この安定感。求心力ハンパないな。
それでいて、役どころもあるんだろうけど熱過ぎず、良い感じに新風を吹かせてくれてる。
声質はどちらかというとねっとり系なのに、発声がいいのか、何故か爽やかなんだよな~。
この“宙組20周年”という記念の年にトップに立つという運の良さもあるし、
これは頼もしい新トップ誕生、お披露目公演となりましたね。

ヒロインの新トップ娘役、まどかちゃん。何と宙組20周年にして初の生え抜きですってよ。
ま~、ちっちゃくて可愛いね!チワワかトイ・プードルか、って感じ。
それで言うと、ゆりかちゃんはボーダーコリーとか、気品のある大型犬か(^^ゞ
可愛いだけじゃなく、ラスト近くで自軍に向けて「旗を挙げろーっ!」と宣言するのが、
カッコ良く、こちらもまた頼もしい限りでございます。

そして、キキちゃんが花組から異動で2番手に。そのまま花でも番手変わらないのにね、
と思いつつ、ま、いろいろあるんだろうな、と諸々呑み込んでおこう(^^ゞ
しかしまぁ、キキはホントに声がいいね!歌も台詞もスッキリしていて安定感は抜群。
私、前からこの人の主演舞台観たいな~って思ってるんだけど、全然行けてないな~。
それは置いといて、今回の役柄が別の国、エジプトの将軍ってことで、
他者感がいい具合に作用してたね。
居方が“よっ、どーしたの?”って登場して去っていくみたいな、
爽やかなんだけど本心が見えないキャラ。
クライマックスでは銀橋の上、カイル王子と素手で殴り合う(もちろん芝居で)のが、
何か・・・面白かったな(ん?)

あとは、ストーリー絡みになるんだけど、マッティワザ・愛ちゃんのキャラエピソードが、
途中省略されてるよね、これ。初登場時は敵キャラなのに、
何かちょろちょろっと説明があって、次に出てきたら味方になってる。
まぁ、原作が長編漫画だからしょうがないけどなぁ。
(帰りに文庫本買おうと思ったけど止めたくらい)
カイル王子が地下牢から脱出してから新勢力を率いて自軍に合流するくだりも、
抜けてる感ありありだし、ユーリがエジプトで和気あいあいとやってるっぽいのも、
あれ?カイルのこと心配しないの?みたいな。
原作を読んでいない私がそう感じるくらいだから、
原作ファンはちょっと違和感抱いたかもしれないなぁ。
でも、戴冠式でラストだなんて、祝祭の雰囲気がトップお披露目と合わさって、
とにかくめでたいぞ!

ロマンチック・レビュー 『シトラスの風-Sunrise-』

プロローグ・・・緞帳が下りたままミラーボールが回り出して、主題歌・・・
あれ?初演時もこんなでしたっけ?
いやー、全然覚えてないよー。色合いは記憶にある感じと同じだけど、
初演のほぼ全員ロケットってどこだっけ?
ってなぐらい、20年も経つと忘れ去ってしまうのですねぇ。
だけど、この『シトラスの風』を再び大劇場で観られるなんて!
と思うとゾクゾクっとしましたよ。

いろいろな場面が繰り広げられますけど、やっぱりどうしてもこれ!
“明日へのエナジー”は良すぎるよね。前楽だったこともあるんだろうけど、
場面終わってからの拍手がなかなか止まらなかったくらい。
で、オペラグラスで観てたらすっしぃさんの姿を見つけて、
すごく晴々しい表情だったので、ちょっとうるっときてしまいましたよ。
あおいさんの歌声も最高でした。すっごい迫力!
そういえば、“Mr.ボージャングル”往年の名ダンサーを、
すっしぃさんが演じててね。あの場面、切なくて好きだったなぁ。

フィナーレのでっかい羽根背負って大階段を下りてくるゆりかちゃんの姿にも、
改めて感動。と同時に、これから宙組で見せてくれる作品が楽しみになるのでした。

・・・なんて綺麗に締めたところで、おしまい。

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